人気セクシーアイドルが一堂に会したSEXY-Jのファン・イベント「SEXY-J FANMEETING LIVE 2017」が30日夜、東京・新宿で行われ、紗倉まな(24)が司会に初挑戦した。「出演者が気持ちよく歌ってもらえるように頑張りました」と目を輝かせていた。

 SEXY-Jは、3年前に結成したセクシーアイドル・グループ。関係者によると恵比寿マスカッツに対抗して活動をしていると言い、白石茉莉奈や天使もえ、きみと歩実、浅田結梨、尾上若菜ら9人が参加した。

 もっとも、恵比寿マスカッツとの大きな違いは「セクシーアイドルに昭和歌謡を歌わせる」のが基本コンセプト。これまでグループとしては「セーラー服を脱がさないで」や「青春のフラッグ」などを歌ってきた他、個人としても小島みなみと紗倉がデュオで「後から前から」、続いて、白石茉利奈「1986年のマリリン」、天使もえ「亜麻色の乙女」、きみと歩実「学園天国」などを発売してきた。「70年代、80年代ブームに乗ってファンも増えている」という。

 また、セクシー女優というイメージを取り払い楽曲を優先した振り付けにしているのも、これまでにない戦略だ。イベントやコンサートも大盛況で、今回のファンイベントも発券分の700枚が即日完売だったという。

 ステージはメンバー全員による「セーラー服を脱がさないで」で幕を開けた。続けて白石が「DESIRE~情熱~」、栗原里莉が「気まぐれヴィーナス」、そして春原未来が「タッチ」などを熱唱、約2時間にわたってのエキサイティング・ステージを繰り広げた。

 「音楽活動は18禁じゃないので、幅広い人たちから支持されるように頑張りたい」(白石)と意欲を見せていた。紗倉も「歌は大好き。SEXY-Jが歌うことで、出来れば老若男女、幅広い世代に親しまれるようになればいいなと思っています」とアピールしていた。

 紗倉は5月、腎盂(じんう)腎炎と診断され、何本かのスケジュールをキャンセルした。「イベント会場に移動中、急に高熱(39・8度)になって動けなくなった」と言う。「風邪かと思って風邪薬を飲んでいたんですが高熱になって驚いた」とも。しかし、今回のイベントでは元気いっぱい、初挑戦とは思えないほどの堂々とした司会、進行ぶりを見せた。「これからも、いろいろなことにチャレンジしていきたい」と意欲十分だった。