TRFのSAM(55)が29日、都内で新著「ダレデモダンス エクササイズ 楽しく踊ってダイエット&認知症予防」(徳間書店)発売記念レッスン&サイン会を開催した。

 囲み取材終了時に、9月20日に18年9月16日をもって芸能界を引退すると発表した元妻の安室奈美恵(40)について、取材陣から「一言、お願いします」と声をかけられたが、無言で、ノーリアクションでその場を後にした。

 「ダレデモダンス エクササイズ」は、SAMがこれまでの経験を注ぎ込み、誰もが無理なく踊ることの出来るダンスを考案。子どもから高齢者まで、体力に合わせて無理なく安全にダンスが出来るのがウリで、中でもシニアのために開発した、80代でも安全に出来る有酸素運動「アクティブシニアプログラム」が最大の特徴だ。SAMは「ファミリーで楽しめて、おじいちゃん、お父さん、お子さんの3世代で運動効果を得られる。プログラムは、ドクターと話しながら作るので運動強度を決める。高齢者には安全、大人にはメタボ対策。子どもは姿勢を良くする」と効果を強調した。

 楽曲は、ピコ太郎のプロデューサー古坂大魔王に提供を自ら依頼したという。SAMは「僕が直接、会ってお願いした。彼は非常に忙しいんですが。もともと、仲が良かったので」と依頼の経緯を明かした。狙いとして「『健康』、『ダレデモダンス』という言葉を連呼して欲しい」という思惑があった」と明かした上で「楽しく作ってくれるのは、古坂君だと思った。今回の曲の中に、健康に特化した言葉がちりばめられています。最高です」と笑みを浮かべた。

 ピコ太郎と言えば「PPAP」だが、SAMはPPAPについて「いい感じだと思います。古坂君自体、ノリがいい」とピコ太郎の音楽についても絶賛。ただ「ピコ太郎さんとは仕事したことはない…会ったことはありますけど」と仕事をしたことはないと明かした。

 SAMは最後にこの1年を振り返り「TRFが25周年。その中、今年は『ダレデモダンス』のプログラムを世の中に広げる活動をほとんどしていた。医療系の学会に出て、ワークショップを20本くらいやっていると思う。毎回、医療関係者300~400人くらい。今年はスタートダッシュの1年…これからです」と意気込んだ。【村上幸将】