俳優宮沢氷魚(24)が1日、都内のNHKで、ドラマ初主演となるBSプレミアム「R134/湘南の約束」(27日午後9時)の会見に出席した。神奈川・湘南を走る国道134号線を舞台に、偶然であった米国の老婦人と過ごす時間を通して成長する若者を描く。

 宮沢は「かなり思い入れのある作品になった。母が神奈川県出身で、小さい頃、来たことがある場所など懐かしい思いがあった。神奈川の魅力を伝えることを重点的に考えた」とあいさつした。

 また、主演と聞いた時の心境を「ヒロインは誰になるかと考えた。年の近い女優さんかなと思って台本を開いたらアメリカ人のおばあちゃんということが判明した。いったいどういう話になるのか。ここで恋愛が生まれるのか、などと想像し、先がよめないと感じた」と紹介した。

 タイトルには約束という言葉がある。宮沢は父でTHE BOOMのボーカル宮沢和史と交わした大事な約束を紹介。「小さい頃から父に『強くて優しい子でありなさい』と言われています。その言葉を大事にしています。その約束をかなえられているかなと日々、考えながらやっています。もし自分に子供ができたら同じ言葉を子供に告げたい」と語った。

 会見には脚本家の桑村さや香さんも出席した。