6代桂文枝(75)が2日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で3回の出番を終え、同日夕に同劇場を後にした。

白いマスク姿で、グレーのハンチング帽を着けた文枝は、足早に黒いワンボックスカーに乗り込んだ。

3月上旬に演歌歌手の紫艶さんが病気のため亡くなっていたことについて、報道陣から「師匠、紫艶さんがお亡くなりになりましたが…」と問いかけがあったが、無言のままだった。

車の後部シートに座った文枝は、終始うつむきかげんだった。

同劇場周辺には多くの人が集まり、一時、騒然となった。