女優松下奈緒(35)が主演、木村佳乃(43)とバディを組む、日本のテレビドラマとして初めて腫瘍内科を舞台にするメディカル・ヒューマンドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜午後10)で、三浦翔平が20日放送の第7話でクランクアップを迎えた。

三浦演じるジャーナリストの関河隆一が、医療過誤疑惑の真相にたどり着き、松下演じる内科医・恩田心と木村演じる外科医・梶山薫の2人の医師の仲は新たな局面に至った。

心の夫・匠(中村俊介)の手術の真相に迫っていく、ミステリアスな関河の存在は物語に緊張感を与えた。最後のカットを撮り終え、「三浦翔平さん、オールアップです!」とスタッフから声をかけられると、盛大な拍手とともに石井祐介監督から花束が贈られた。

三浦は「単純におじゃまさせてもらった気分です。引っかけ回すだけ回して、先に帰ります(笑い)。お疲れさまでした!」とあいさつ。「まだまだ残りの撮影も続きますので、皆さん風邪に気をつけて頑張っていただきたいと思います」とエールを送った。

27日放送の第8話では、心(松下)は、抗がん剤治療を受けないと言う高坂民代(高畑淳子)に理由を尋ねる。動けるうちにやりたいことをやっておきたいと答える民代は、心と薫(木村佳乃)の関係を心配していた。薫に会った心は、本当に横浜みなと総合病院を辞めるつもりかと聞く。

そんな時、高校生の井上和樹(萩原利久)が入院してくる。和樹は幼い頃からがんで入退院を繰り返し、今回も大学入学を目前に控えての再発だった。心と一緒に和樹と会った研修医の夏樹奈海(岡崎紗絵)は、医局で先輩の光野守男(藤井隆)にかつて和樹が入院していた時の様子を聞く。光野は子供の頃の和樹は優しくて頑張っていたと教える。だが、和樹もその家族たちも病気に疲弊していた。自分の弟もかつて入退院を繰り返していた経験がある奈海は和樹に寄り添おうとするが。

一方、心は奈海や同じく研修医の結城涼(清原翔)に、若い患者たちの気持ちを知ってもらおうと患者との交流会を開くことにした。そこで、奈海と結城は患者や家族の本音を聞くことになった。交流会の後、心は薫たちを自宅に誘う。恩田家に着くと、結城と奈海は心の義父の京太郎(北大路欣也)と息子の漣(桑名愛斗)が待つ室内に入るのだが、薫はためらってしまう。