ザ・ドリフターズの高木ブー(87)が、1日午後7時からフジテレビ系で生放送された、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさん(本名・志村康徳=しむら・やすのり、享年70)の追悼特別番組「志村けんさん追悼特別番組 46年間笑いをありがとう」に生出演した。

高木は、2004年(平16)3月にリーダーのいかりや長介さんが亡くなった当時を振り返り「昔の話なんですけどね、長さんの枕元でね『ばか野郎』と言った覚えがあるんですよ」と口にした。その上で「もしか、志村の枕元に行ったら、また『ばか野郎』と言っているかも知れないですね」と続けた。

志村さんは新型コロナウイルスに感染したため、兄知之さんら親族も、ひつぎと対面したものの、ふたが閉められ、顔を見ることはできず、都内の斎場で荼毘(だび)にふされた遺骨が、東京都東村山市の自宅に戻っていた。

高木は、そのことを踏まえてか「つらいです」と絞り出すように口にした。それを聞いた加藤茶(77)が「久しぶりに声、聞いたな」と言うと、ようやく笑みを浮かべた。