米俳優ジョニー・デップ(58)が、2017年に離婚した前妻で女優のアンバー・ハード(36)を名誉毀損(きそん)で訴えている裁判で、デップがハードに支払った慰謝料が約束通り慈善団体に寄付されていないことが判明した。

4月12日からバージニア州フェアファックス郡の裁判所で始まった裁判では、証言台に立ったデップがハードから酒瓶を投げられて指先を失うけがを負ったことやベッドの上に排せつ物が置かれていたことなど衝撃的な結婚生活を告白して話題になっている。デップが700万ドルの慰謝料を支払うことに合意し、ハードはこれを2つの慈善団体に全額寄付すると宣言していたが、27日に行われた審問で実際には全額寄付していないことが寄付先に指定されたアメリカ自由人権協会の証言で明らかになった。

さらに、ハードの弁護士からデップの弁護士に送られた手紙では、メディアに口外しないことを条件に2人が暮らした自宅のローンと公共料金をデップが支払った上で自身が家賃なしで住み続けることや車のローン、弁護士費用12万5000ドル(約1562万円)の支払いなども求めていたことも明らかになった。裁判でデップは一貫して「暴力を振るったことはない」と自身のDVを否定している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)