歌舞伎俳優市川猿之助がこのほど、京都・晴明神社で、「鳳凰祭四月大歌舞伎」(同2~27日、東京・歌舞伎座)の昼の部「新・陰陽師」の成功を祈願した。同神社には安倍晴明が祭られており、猿之助は「公演が成功するように座中一丸となって、良いものをこれから作り上げ、初日が開いてからも努力していこうということを晴明様にお誓い申し上げました」とコメントした。

「新・陰陽師」は、夢枕獏氏の伝奇小説を原作に、猿之助が脚本、演出を務め、蘆屋道満を演じる。猿之助は出演者を代表して絵馬を奉納。絵馬には「神恩感謝」と書いたそうで「こうして公演をやらせていただけるということがすでにありがたいことですから、まずは感謝を申し上げて、そこからものごとが始まるということです」と話した。

「陰陽師」は10年前に新作歌舞伎として上演されている。猿之助は「今回の『新・陰陽師』は同じ夢枕獏先生の原作をもとにしていますが、10年たってリニューアルという意味も込めて、古典歌舞伎の形式でお届けします」としている。

祈願当日には、京都・南座公演に出演中の尾上右近、中村鷹之資も駆け付けた。