日本の音楽フェス出演時のセクハラ被害を告白した韓国の人気女性DJでインフルエンサーのDJ SODA(35)が22日までにX(旧ツイッター)を更新。幼少期に受けた性暴力を明かすとともに、今回の被害についてあらためて思いをつづった。

DJ SODAは、今回のセクハラ被害をめぐり、露出度の高い服装が被害を招いたとして“自己責任”だとする声が一部であがっていることに対し「服装と性犯罪の被害は絶対に関係がないので、絶対に被害者を問題と考えて責任転嫁してはいけない。原因は露出が多いセクシーな服装ではなく加害者である。露出が性暴力の誘発要因という考え方は偏った男性中心的な考えである」とあらためて反論した。

続けて「私が6歳の時、両親は共働きで家に1人でいた私は強盗に性暴力を受けた」と告白。その衝撃で、家庭以外など特定の場所で話せなくなる「場面緘黙(ばめんかんもく)」という精神疾患を患ったと明かした。「今までこの事実を誰にも話さず、隠しながら生きてきた」という。また、これまでの活動において受けてきたというセクハラについても記し、「しかしもうこれ以上逃げたり隠れたりしない。これを無視することはまた別の人が被害者にならざるを得ないからだ」と強い思いを示した。

「なぜ被害者に原因追及をするのか? 私は加害者も二次加害する人も同レベルだと思う。2023年にこんなことが起きるという現実が非常に悲しい」と吐露。「私は特定の国を非難するためにこの事件を公論化させたのではない」「私が万一他の国でこのことが起きてたとしても全く同じ対応をしていただろう」とした上で、「私の小さな声が被害者に少しでも力になればと思う。私みたいな人がこういう方法でも少しでも声を出せばいつか社会の認識が少しでも変わるのではないか」とした。