歌手和田アキ子(73)が9日放送のニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜午後11時)に出演し、サザンオールスターズ桑田佳祐(67)が、東京・神宮外苑再開発計画への思いを歌詞に込めたバンド新曲「Relay~杜の詩」について語った。

和田は楽曲はまだ聴いていないとしながらも「桑田君、やっぱりいい歌かくんですね。言葉がきれいですもんね」と歌詞を評価。また再開発について「今、いろんなところで開発進んでいるでしょう。何に向けているんでしょうね。そのうち、瓦の家とか木の家とか、なくなるかもね。土っていうのをあまり見なくなったでしょ、アスファルト以外」と、都会の状況についても語った。

続けて「公園とか外苑とか行くと、緑が多くてホッとする、という人もいっぱいいらっしゃったと思う。神宮外苑って緑多かったじゃない」と再開発反対派の胸中も推し量った。一方で「開発されたところを私たちが使う、ということがあるからね。外観だけ(のため)で工事したりはしない」と開発による恩恵がある一面も認めながら「その辺も微妙ですよね。私たちが利用する、となるとあきらめて慣れちゃう」と複雑な胸中を述べた。

サザンは今年デビュー45周年を迎え、3カ月連続で新曲の配信リリースを行っており、同曲は「サザン2023三部作」の完結編。桑田が作詞作曲を担当した。桑田はラジオ番組で、3月に亡くなった音楽家坂本龍一さんが同再開発計画に反対していたことが関心を深めるきっかけになったと明かし、サザンの楽曲が多く作られたビクタースタジオも再開発予定地の付近という縁も語っている。