ミュージシャンのGACKT(50)が、ジャニーズ事務所をめぐる問題に持論を展開し、SNS上では賛否を呼んでいる。

GACKTは9日、X(旧ツイッター)で、ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題により、同事務所に所属するタレントらをCMなどに起用する複数の企業が契約解除などの方針を打ち出している状況に、「いやいや、ちょっと待て」と“待った”をかけ、「そんな問題や噂は昔からどこの企業もスポンサーも広告代理店も耳にしていたはず、むしろ知ってたはず」と推測。「アーティスト個人が何かやらかしてCMを打ち切るのはまだわかる。今回それぞれのアーティストは関係ない、というよりむしろ被害者。その彼らとのCMを打ち切るのはそもそもおかしいし不気味でしかない」と私見を述べた。

さらに「それこそ、その企業のイメージダウンに繋がるんじゃないのか? ただの【乗っかりコンプライアンス】で起用をやめるとか。コンプライアンスという言葉を使ってるが、結局、乗っかってるだけで何も考えてない。今回のことで露見したのは、それらの企業が彼らを応援するファンの気持ちを全く理解してないということ」と持論を展開し、「多くのファンにとって、そんな【乗っかりコンプライアンス】企業に対しては不愉快でしかないだろう 【ファン】の愛情を軽視しすぎ そんな企業はあとで必ず大きくそのツケが回ってくる 今回の対応は気持ち悪いの一言に尽きる この日本の乗っかり風潮がマジで不気味すぎる、まったく」と憤った。

この投稿には、多くの賛否が寄せられており「人権的にも(国際的にも)そんな姿勢の企業と提携できるわけもない。タレントさんのためにも事務所の大規模改革が必要なフェーズ」「タレント個人は関係ない、とかそんな話ではない。タレントと契約してるわけじゃないから。会社間の契約としてアウト」「普通の会社で働いていれば、今回の決断は企業として正しいことは分かるはず。大手企業もできることなら契約解除したくなかっただろうに」といった指摘も相次いだ。