モデルでタレントの新田さちか(24)が、個人事務所「Edom」(イードム)を設立し、約半年を迎えた。20年の「ミス青山コンテスト」で準ミスに輝き、大手芸能事務所「ホリプロ」に所属。現在は個人事務所の社長&アパレルブランド「sachat(サーシャ)」のディレクターも務め、このほど「Edom」が中途採用を開始した。このたび日刊スポーツの取材に応じ、会社のことや、今後の夢などについて語った。
-会社設立から約半年が経過しました。振り返ってみていかがでしょうか
毎年「今年はあっという間だった」って思うんですけど、本当にあっという間でした(笑い)。半年経ったって思いたくないというのが、本音ですかね。早すぎましたし、さまざまな物事の準備をしていたり、でもそれが表に出たり、成果として目に見えてわかる忙しさじゃなかったり…成果があっての忙しいとか頑張ったとかならいいと思うんですけど、私個人的に、昔からあんまり頑張ったとかを言いたくないタイプで。自分は頑張ってないと思ってるんですよ
-自分に対してストイックですね。では事務所を退社して、会社を設立しようと思ったきっかけを教えてください
独立しようって思ったのは、辞める約1カ月前でした。本当に事務所にはすごいご迷惑おかけしましたし、感謝の気持ちしかないです。特に不満があったとかではなく、両親が地元でお店を経営していたんですよ。経営者だったその背中を見て育ったのもあって、誤解を恐れずに言うと、「みんなが経営者になるものだ」と思っていたんですよ。だから保育園の将来の夢とかも、「女社長」と。母へのリスペクトもあったと思うんですけど、当たり前のように書いていて。いつかそうなりたいと考えた時に、何事もプロになるには3年かかるかなって思って。早いに越したことがないなと考えて設立しました。
-特に大きなきっかけがあったとかではないんですね
周りの友達に30代の子が多いんです。お話ししていて、30代になると急に人生の“色”みたいなのがそれぞれに出てくるなと感じました。なので30歳になるまでに、自分のちゃんとした色が欲しいなとか、「自分にはこれがある」って自信を持てるものが欲しいなって思いました。そして逆算して、3年以上かかるとしたら、今やるしかないって思って。思ったらすぐ行動になっちゃうタイプですね。
-このほど、会社設立半年でリクルートを開始しました。経緯を教えてください
日々チャレンジして、新しい自分に出会ってる感覚があります。今まではタレントとして、いただいたお仕事を誠実に受けさせていただきました。今はタレントとしてのお仕事もあれば、経営というお仕事もあって。マネジャーさん的ポジションも場合によっては自分でしたり、やりとりがあったり。いろんな自分の顔が増えて、シンプルにてんてこ舞いになったりしていて。いよいよリクルートしなきゃねとなりました。
-助けを借りるのも大切ですね。ではどんな人材を求めますか
本当に周りの方々に支えてもらって、今があると思います。独立して、自分が想像しきれていなかった大変さを目の当たりにして、より一層、周りの人へのありがたさを感じるようになりました。人材に関して望みで言えば、いっぱい出てくるんですけど、リアルな部分で言うと、芸能のお仕事は不規則になることも多いので「絶対土日休み」とか、その部分で選んだら多分合わないかなと思います…とにかくパワフルで、一緒の気持ちになってお仕事してくれる方がいいな。なかなかハードルが高いと思うんですけど…このお仕事って「何時から何時」っていうのが決められたお仕事じゃなくて、急に深夜に現場入りですとかが前日に決まるとかもあったりすると思うので。そういった時に、気持ちの上がり下がりが激しかったりというよりは、タフで柔軟な方の方が、その環境自体も楽しめるんじゃないかなと勝手ながら思っています。
-タフで柔軟な方がいらっしゃるといいですね。新田さん自身、20年の「ミス青山コンテスト」で準ミスに輝き、芸能事務所入りした経緯がありますが、芸能界に興味はあったのでしょうか
漠然とした憧れは小さい頃とかはありました。本当に田んぼを駆けめぐって、両親からは「自転車暴走族」って言われるような、男の子みたいな女の子でした(笑い)。そんな私がまさかミスコンに出るというのは、突然変異過ぎて(笑い)。ただ、インスタグラムに旅行に行った時の様子をアップしたり、デザインをいろいろ考えるのが好きとかっていうのを突き詰めていたら、見てくれる人が増えて。生意気な言い方になってしまいますけど、ミスコンに出ることは通過点だったんですよね。その年の4月ごろには、もうホリプロに入るというのは決まっていて。入るってなったら、わかりやすい肩書が欲しいよね、じゃあ出てみようかと。本当に失礼な言い方ですけど、1つのツールみたいな感覚でもありましたね。
-現在、社長やタレント、さまざまな顔がありますが今後はタレント業も続ける意向なのでしょうか
はい、もちろんです。辞めるは全然なくて、させていただける限りはさせてくださいという考えです。またお芝居をしたいなって思っていますね
-タレント、女優としての新田さんの活躍も期待しています。今年の12月に25歳になります。個人事務所設立など大きな分岐点を迎えたと思いますが、今後はどんな大人を目指して行きたいですか
今やっているアパレルブランド「sachat(サーシャ)」のファン層が、25歳~35歳の女性がすごく多いので、自分の年齢を重ねるとともに、お洋服とかのイメージもどんどん大人にしていきたいですね。その過程で、私のライフスタイルそのものを参考にしてもらえるような、励みになるような存在になれたらいいなと思っています。そこは会社の理念と通ずるものがあるんですよね。
-どんな理念ですか
先ほど、母が女社長というお話をしたと思うんですけど、私が生まれた時に、母は社長業を始めたばかりだったんですよ。仕事場に一緒に行ってバリバリ働く母の姿を見つつ、家に帰ったらちゃんとご飯の時間に手料理のご飯を作ってくれて。家族の癒やしの空間を与えてくれる母がいて。女性ってどっちもできるものだって、私は当たり前のように思ってきたんですけど。いざ自分が大人になって社会に出た時に、何かを取ると何かを辞めなきゃいけないというのが特に女性は多い気がしたんです。
結婚したら、妊娠したら、辞めなきゃいけないっていうのが多くて。ただ、そこを「どっちもかなえようよ」って言えるような存在になれたらいいなって。結構先の夢ではありますし、結婚相手がいるわけでもないですけど(笑い)。でもそういう志があって。挑んでいく人を応援したいっていう意味を込めて「Edom」(イードム)という社名にしましたし、自分も挑んでいく女性でありたいし、そういう女性を応援したいと思っています。直近で言うとここ数カ月準備してきて、また発表できるものがあるので、楽しみに待っていただけたらうれしいです!
現状に満足しない。これからも新田は、挑み続ける。
◆新田(にった)さちか 1998年12月6日、石川県生まれ。19年、青学在学の大学2年時に「CanCam」公式インフルエンサーモデルに抜てき。20年「ミス青山」準グランプリ、ABEMA「ドラ恋」出演、フォトブック発売。21年にアパレルブランド「sachat(サーシャ)」設立。22年3月青学卒。趣味は料理、乗馬、旅行、コーヒー、特技は化粧品検定1級、書道6段など。血液型O。



