女優上白石萌音(26)が27日、都内で行われた「第三十一回読売演劇大賞」の贈賞式に出席した。昨年度の最優秀女優賞受賞として登壇し、今年度の受賞者を祝福、憧れを明かした。

昨年「千と千尋の神隠し」「ダディ・ロング・レッグズ」での演技が評価され、史上最年少で最優秀女優賞に選出された。この日は「去年この場所で身に余る賞をいただきましたが、正直その時より今のほうが怖いです。私のような若輩者に、この大役は重すぎます」と苦笑しつつ、「優秀女優賞を受賞された方は、ご縁のある方々ばかりです。大好きな方々の受賞は、本当にうれしいことです。幸せです。これが役得です」と笑った。

「本当にたくさんの方に憧れてきました。あの方のようになりたいですとか、演劇ならではですが、あの方がおやりになったお役を私もいつか演じてみたい、とか。そういったいろいろな形の憧れが脈々と受け継がれてきているのがこの演劇の世界だと思います」と表現。「これからもいち役者として、いち観客として、尊敬する皆さまの作品を拝見できることをとても楽しみにしております」と伝えた。

その上で「たくさん憧れて、勉強して、盗めるものは盗まさせていただきます」と宣言し、場を和ませた。「大好きな演劇が、これからももっともっとたくさんの方々に愛されることを願って、私もますます精進して参ります。皆さま、本日は本当におめでとうございます」と頭を下げ、拍手を浴びた。

優秀女優賞には清原果耶、咲妃みゆ、三浦透子、宮澤エマ、最優秀女優賞には池谷のぶえが選出された。