ロックバンドのポルノグラフィティが8日、東京ガーデンシアターで全国ツアー「20thライヴサーキット“水”」千秋楽公演を開催し、新曲「残響」などアンコール含め全21曲を披露した。今ツアーは全国28カ所35公演で計8万人を動員。

「種は眠り、水に目覚め、果実となって響き始める」というコンセプチュアルなテーマを掲げた今ツアー。会場に雫の音が響き渡る“水”を表現した演出でオープニングを飾った。「サボテン」「月飼い」と続き会場が熱を帯びると、「IN THE DARK」では岡野昭仁(51)の「ようこそ、水ツアーへ」というかけ声に大歓声が飛んだ。

新たな“種”の新曲「残響」では観客が水を打ったように聞き入る静かな興奮が生まれ、デビュー27年目の今なお愛される「アポロ」では客席も大合唱する沸きっぷり。岡野の「濃くてくせのある種を聴いてもらいます」という言葉の後に、「暁」「渦」が続き、「Zombies are standing out」の披露では、重厚なサウンドがポルノグラフィティの楽曲の幅広さを感じさせるとともに、会場は一気にディープな世界に引きずり込まれた。

本編ラストは「愛が呼ぶほうへ」で締めた。「綺麗な水をあげよう、望むまま」という歌詞はこのツアーを締めくくるに相応しく、ステージの大木は満開の花に包まれ、会場をまた違った世界へと誘った。

約4年ぶりとなる新作アルバム「果実」(全13曲収録)が9月9日に発売されることも発表。リリースを記念したイベント「種と水と果実の収穫祭」(9月8日から13日・Shibuya Sakura Stage)の開催も予定されており、新たな響きをファンに届ける。