中村勘九郎(44)中村七之助(43)、勘九郎の長男勘太郎(15)次男長三郎(13)が28日、都内で「平成中村座 十月大歌舞伎」(同1~25日、東京・浅草寺境内)の制作発表会見を行った。
勘九郎は、第2部「助六曲輪初花桜」で、花川戸助六を初役でつとめる。「ぶっちゃけ、やるとは思ってなかった。『助六』って華やかで芝居自体もおもしろい。古風ですけど新しく見える」と、演目の魅力を語った。さらに「やる、やろう、やりたいと思ったのは、(片岡)仁左衛門のおじさまが父の追善の折に、助六をなさって、やはりかっこいい、やってみたいとそこから思いました。父が中村座で助六をやるのも夢だった。肉体を通して父の思いを伝えられればと思います」と、故中村勘三郎さんに思いをはせた。
ビジュアル撮影には、仁左衛門も立ち会ってくれたそう。勘九郎は「おじさまの衣装をお借りしました。『ええ男の気分で!』と言ってくださったりとか。楽しく撮影することができました」と振り返った。
公演の終盤3日間は、仁左衛門が白酒売新兵衛で出演する。七之助は「仁左衛門のおじさまが数日出ていただけるなんて、盆と正月が一緒に来ちゃった。スペシャルな助六になると思います」と言うと、勘九郎も「(チケット)争奪戦になるんじゃないか。見られれば奇跡」と話した。
第1部では、勘九郎、勘太郎、長三郎が、3人では初めて「連獅子」をつとめる。
浅草での平成中村座は4年ぶり。第1部はほか「初帆上成駒宝船」、「仮名手本忠臣蔵」から「九段目 山科閑居」、第2部はほか「御存 鈴ケ森」。
平成中村座は、勘三郎さんが中心になって00年に立ち上げ、ニューヨーク、ヨーロッパなどでも公演を行ってきた。



