名古屋市の名古屋駅前に立つ複合商業施設「ミッドランドスクエア」25階に新設された名古屋将棋対局場の開場セレモニーが22日、行われた。
トヨタ自動車の桑田正規副社長、日本将棋連盟の佐藤康光会長、杉本昌隆八段、藤井聡太竜王、佐々木慎七段が出席。愛知県瀬戸市在住の藤井は「ホームの対局場」の開場に笑顔でテープカットに参加した。
杉本の師匠、故・板谷進九段の悲願は「名古屋にタイトルを持ってきたい」「名古屋に対局場がほしい」だった。この日、藤井は大師匠の2つ目の夢を実現させた。
公式戦を行う常設の対局場としては東京の将棋会館、大阪の関西将棋会館に続き、3カ所目。トヨタ自動車が将棋文化の発展のため、名古屋オフィス25階の会議室フロアの100畳超の一室を無償貸与した。佐藤会長は「トヨタ自動車さまには感謝を申し上げたい」と謝辞を述べ、「東海地域は将棋の盛んな地域。藤井竜王、豊島九段を輩出している。いい将棋、いい棋譜を残していくのが棋士の務めだと思っている」と話した。
桑田副社長は「弊社の豊田社長も中部、東海地区で頑張っている棋士の活躍を応援したいと、この場所をお貸しすることになった。この場所で新たな盤上の物語が刻まれていくことを楽しみにしています」とあいさつした。

