【新潟11R・関屋記念】

◎(12)ウインカーネリアン

○(7)スカイグルーヴ

▲(3)ゴールデンシロップ

☆(5)リアアメリア

競馬ファンになったのは中学生からですが、それより以前、小学生の頃から音楽を聴くのが好きで、特にクラシック音楽を愛聴していました。この趣味はどれだけレコードを集められるかにかかっていると言っても過言ではなく、限られた予算でどのレコードを買うかが悩みどころでした。当時通常盤が2000~2500円、廉価盤が1000~1500円でしたので廉価盤を中心に収集することになります。私は指揮者は音は出さないのでオーケストラの優秀さが何よりも大切と考え、ウィーンフィルやベルリンフィルで著名でない指揮者の安いレコードを中心に買うことにしました。楽譜がある以上、そんなに違いを出すのは難しいだろうという甘い読みもありました。

この話がどう競馬につながるかですが、指揮者とオーケストラの関係は競走馬の血統に似ているように思います。父である種牡馬が指揮者、母となる繁殖牝馬がオーケストラとなります。誰もが知っている有名どころの組み合わせであっても名演奏が生まれるわけではないのは競馬と同じで、名馬、名演の誕生にはいろいろな条件が必要となります。

指揮者もオケも得意不得意なレパートリーがあり万能ではないというのも競馬に似ているところで、これも血統によって距離や馬場など走る条件に違いが出るのが面白い部分です。演奏にも曲目にも好き嫌いがあり、音楽を聴くだけならそれでいいのですが、競馬では正解にたどり着くためには好き嫌いなどは言っていられないのは当然のことです。

今週末の新潟競馬場は前線に加え台風の通過も重なり天候は荒れ模様ですが、新潟は水はけが良くそれほどの影響は出ない可能性もあります。関屋記念は馬場が良く時計が速い際も逃げ先行馬が止まりにくい印象があり、今年は逃げ馬レッドライデン陣営が馬群の中で競馬をさせたいとコメントしていて、同厩舎の◎ウインカーネリアンが単騎で逃げられる公算が大きくなりました。

前々走谷川岳Sは後に中京記念を逃げ切るべレヌスを2番手からあっさり捉え、前走米子Sも3番手から抜け出し快勝と約1年の休養を経て本格化したと考えることが出来ます。ここは逃げ先行型が少ないだけにサマーマイル王者に王手をかける絶好のチャンスとみました。

○スカイグルーヴはマイル戦だと15着1回のみ。近走は【1・3・0・0】の1400メートルがベストの印象ですが、元々は2000メートルの新馬戦を5馬身差で逃げ切り、2戦目の京成杯も半馬身差で2着してるように距離には何の不安もないでしょう。常に折り合いが鍵となりますが2~3番手をそのまま粘り切れるメンバー構成だと思います。

▲ゴールデンシロップはマイル戦【3・1・0・0】。前走は出遅れるもインを強襲して33秒2の末脚で差し切りました。9カ月ぶりですが予想されるスローの決め手勝負には適性があります。

穴は☆リアアメリアではないでしょうか。左回りのマイル戦はベストに近く、前走マーメイドSも先行して4着に粘ったように、今回は展開を味方に出来る可能性もあるとみました。


馬連(7)(12)

3連複(7)(12)-(3)(5)

3連単(12)(7)(3)、(12)(7)(5)

計5点×2000円=1万円



【小倉11R・小倉記念】

◎(4)ジェラルディーナ

○(3)ムジカ

▲(2)マリアエレーナ

昨年同様に2週間のブランク明けとなる小倉記念ですが、昨年はいきなり外差し馬場に変貌していて驚いた印象があります。一昨年はアールスターのイン強襲が決まるなど馬場読みは困難を極めますが、小倉記念は小回りにもかかわらず差し追い込み型の決着が多いレースのように思います。今年の出走馬には逃げ先行タイプは少なくシフルマン、ショウナンバルディ、アーデントリー、ピースオブエイトくらいなのでスローペースが有力ですが、決め手で上回る軽ハンデの牝馬におあつらえ向きの展開になることも予測出来るでしょう。

まず▲マリアエレーナは2000メートルがベストで【2・2・1・0】と崩れたことがありません。前走マーメイドSよりハンデは1キロ軽い54キロですし小倉芝2000メートルでも勝ってます。鞍上松山騎手も3戦2勝と最も相性がいい騎手でもあります。

○ムジカの前走博多Sはいかに時計が速い週と言っても1分57秒2は優秀ですし、最後方から上がり34秒3の末脚は驚異的でした。しかも55キロから51キロと4キロもハンデが軽くなるのも魅力的です。ただ全【1・7・6・10】と未勝利戦しか勝てていない勝ちみに遅い馬でもあるので2着、3着付けで馬券は買いたいです。

◎ジェラルディーナは小倉芝は1800メートル戦ですが2戦2勝。父はG1・6勝、母はG1・7勝とベストオブベストと言ってもいい、超がつく組み合わせだけに、前走が初めての重賞での馬券圏内というのが信じられないくらいです。

ここは54キロとハンデにも恵まれましたし、上がり33秒台の決め手で差し切り勝ちを期待して1着付けにしました。


馬連(4)-(3)(2)

3連複(2)(3)(4)

3連単(4)(3)(2)、(4)(2)(3)

計5点×2000円=1万円

2レーストータル2万円

(先週までマイナス45万7700円。回収率28・48%)