今週、単複専門の自称・馬券師T(50代後半)から連絡が。聞けば、競馬しかやらないTが、お盆休みの帰郷途上、伊勢崎オートに立ち寄りトリガミ車券に泣いたとか。「聞いてくれよ。優勝戦で地元の青山から1万ずつ総流し(2連単)したら、出たなりの1番人気決着(青山→鈴木で3・1倍)だろ。仮に青山から早川、佐藤励、高橋貢で決まっても7~10倍台のオッズだから、絞って買わないとバクチにならないよな。置きにいく(弱気な)買い方をしているようじゃ、俺も焼きが回ったってことか。とほほほ」。
単勝1・1倍の超ハイリスク馬券に帯封を投入していた昔のTなら、迷うことなく青山→鈴木の2連単、あるいは2連複(1・7倍)に有り金投入していたと思うが、還暦を前に迷いが出始めたか。20代のころ、彼を初めて川口オートに連れていくと、ビリアード店の給与袋を1・3倍の銀行車券に全額突っ込み破産したこともあったが、とにかくリスキーなバクチが持ち味? だったT。打ち筋を変えず、最後まで記憶に残るギャンブラーとして初志貫徹してもらいたいものです。
記録以上に記憶に残る競走馬と言えば13~15年に新潟2歳Sを制した3頭。13年のハープスターは直線入り口最後方からイスラボニータ(後の皐月賞馬)に3馬身差の圧勝劇。桜花賞を制した翌年、札幌記念でゴールドシップを撃破し、3歳牝馬で初めて凱旋門賞に挑戦(6着)。続くジャパンCも5着と無限の可能性を秘めた名牝でした。
14年のミュゼスルタンは鼻差の大接戦でしたが、トレセンで時折、2足歩行する雄姿に大江原哲師もニヤリ。「平成のシンザン」と呼ばれていました。脚部不安でキャリアはわずか7戦でしたが、最後にダート1600メートルでモノの違いを見せたシーンも印象的。15年のロードクエストは道中最後方から直線でごぼう抜きの大立ち回り。長い低迷期間を挟みながら復活して、その後も重賞2勝。最後は盛岡でも活躍した小島(茂)厩舎の功労馬でした。
さて、今年も記憶に残る若駒が誕生するか。ずばり、小雨、やや重の新馬戦で3馬身突き抜けたレッチュベルクに大物の予感。新潟2歳S史上に残る圧勝劇に期待!



