昨年は1着馬に桜花賞の優先出走権だけが与えられた3歳牝馬限定のURAWAなでしこオープン(1400メートル)。今年はそれに加えて1、2着馬に桜花賞トライアルの日刊スポーツ賞ユングフラウ賞の優先出走権も付与。この路線の重要なステップレースとして、さらに注目度が増した。

ここに同距離で行われた前開催の新馬戦を逃げて楽勝したキックス(鹿沼)が駒を進めてきた。1分31秒2の時計は平凡だったが、スタートでスピードの違いを見せながら、向正面ではペースダウン。勝負どころで加速して後続に脚を使わせ、直線は余力たっぷりに引き離した。騎乗した七夕騎手は「道中は1頭だったからちょっとふわふわしていました。直線に向いてもふわふわ。馬がいたらまた違ったんでしょうね」。時計だけでは計れないものを感じさせた内容だった。

まともに走ればどれほどなのか。ここはまさに試金石の一戦だが「通用する力はあると思います」と七夕騎手。行きたい馬が多く、大外枠は「見ながら行けるのはいいですけどね」と展開が鍵か。それでも「テンのスピードは速いから」。ここも突破するようなら今後が楽しみだ。【牛山基康】