8月5日の門別で開幕した今年のヤングジョッキーズシリーズ。東日本地区のトライアルラウンドは9月29日の船橋が第2ラウンドとあって、まだまだ序盤戦という段階だが、その船橋の第1戦を制した大井の杉山海波騎手(20=岡野)が同地区で地方競馬所属騎手の暫定1位に躍り出た。

騎乗したヴァッツマンは1番人気。末脚勝負で道中は後方からだったが「どういうペースになるか分からなかったので、自分の騎乗をすることだけを考えて。あとは自分の馬のリズムと進路を考えて乗っていました」と徐々に進出すると、直線で抜け出した2着馬をきっちり差し切った。「だいぶ前が離れていたので、届くか心配だったんですけど、3コーナー手前ぐらいからエンジンが掛かってきて『これならいけるな』という確信はありました」。デビュー2年目でシリーズは今年が初出場だが、いきなり勝利をものにした。

これが船橋での初勝利。南関東4場をコンプリートした。加えて「これが31勝目だったんです」。減量が3キロ減から2キロ減になる節目の勝利だった。第2戦は1番人気に応えられず8着に終わったが「1つ勝ててホッとしています。これで満足せず、どのレースも自分の競馬をして、いい結果が出せるよう頑張っていきたいと思っています」。現時点で残りは20日の盛岡で2鞍、27日の大井で2鞍の予定。勢いを増す2年目が初出場でファイナルラウンド進出を狙う。【牛山基康】

トライアルラウンド船橋第1戦を制したヴァッツマンと杉山海波騎手
トライアルラウンド船橋第1戦を制したヴァッツマンと杉山海波騎手