今月30日(金曜)と31日(土曜)の両日、ケンタッキー州のキーンランド競馬場で開催される第43回ブリーダーズカップ・ワールドチャンピオンシップ(以下BC)まで残すところ1カ月を切りました。
今年は最大6つのレースに以下の8頭の日本馬が参戦を予定しています。その顔ぶれは以下の通りです。
○テーオーエルビス(牡4、父ヴォラタイル、栗東・高柳大厩舎)…BCスプリントに出走予定
○アメリカンステージ(牡4、父イントゥミスチーフ、栗東・矢作厩舎)…BCスプリントかBCターフスプリントに出走予定
○テーオーパスワード(牡5、父コパノリッキー、栗東・高柳大厩舎)…BCスプリントに出走予定
○ロードフォンス(牡6、父ロードカナロア、栗東・安田翔厩舎)…BCダートマイルに出走予定
○アスクイキゴミ(牡3、父ロードカナロア、栗東・藤原英厩舎)…BCマイルに出走予定
○シンエンペラー(牡5、父シユーニ、栗東・矢作厩舎)…BCターフに出走予定
○ディープモンスター(牡8、父ディープインパクト、栗東・池江泰厩舎)…BCターフに出走予定
○フォーエバーヤング(牡5、父リアルスティール、栗東・矢作厩舎)…BCクラシックに出走予定
日本馬が出走を予定するレースはすべてJRAが馬券を発売できる指定競走になっていて、出走を回避しなければ、すべて馬券発売される可能性があるようです。
注目は連覇をめざすフォーエバーヤングが出走するBCクラシックと、5月のG1チャーチルダウンズS(キーンランド、ダート1200メートル)を快勝したテーオーエルビスを筆頭にテーオーパスワード、アメリカンステージ(BCターフスプリントと兼登録)が参戦予定のBCスプリントでしょう。
BCスプリントはテーオーパスワードと地元のイングリッシュマン(牡3、父マックスフィールド)の一騎打ちムードがささやかれています。
昨年9月にデビュー勝ちを飾ったイングリッシュマンは今年<1><2><1><1>着で通算5戦4勝。今年2戦目のG2パットデイマイルS(G2、チャーチルダウンズ、ダート1600メートル)は距離不向きだったか2着でしたが、6月のG1ウッディスティーヴンスS(サラトガ、ダート1400メートル)と8月のG1H・アレン・ジャーケンスS(サラトガ、ダート1400メートル)を連勝、ともに1分20秒台をたたき出しています。1200メートル戦は今年初戦を快勝した一般戦だけですが、さほど問題はなさそう。日本馬にとって厚い壁になりそうです。
BCクラシックは、G1ジョッキークラブゴールドカップの完勝で連覇に王手をかけたフォーエバーヤングが、前売りで3倍台の1番人気に推されています。勝ち負けは時の運ですが、ライバルと見られていたソヴリンティに一頓挫あって、順調さを欠いているだけにアタマひとつリードする状況。仮想敵は前を行く逃げ馬になりそうです。その候補はパシフィッククラシックSを逃げ切ったナイツブリッジ、強力な逃げ脚を武器にトラヴァーズSまで3戦3勝のリーディングチェンジ、それにドバイワールドカップを逃げ切ったマグニチュードの3頭です。
その他、G1ケンタッキーダービーとG1ベルモントSの2冠を制したゴールデンテンポ、G1トラヴァーズS8着から巻き返しを狙うレネゲイドなどが、争覇圏に含まれています。(ターフライター 奥野庸介)
※競走成績は2026年10月2日現在



