馬券発売される4つの競走の前に行われるUAEダービー(G2、ダート1900メートル)。発走は日本時間の5日深夜24時となりました。
昨年はフェーエバーヤングが地元のアウトバーンに2馬身差をつけて優勝、デビューから3連勝を飾って、5月のG1ケンタッキーダービーへの挑戦権をつかみました。
今年はアドマイヤデイトナ(牡3、父ドレフォン、美浦・加藤征弘厩舎)、G3サウジダービー2着から臨むシンフォーエバー(牡3、父コンプレキシティ、栗東・森秀行厩舎)、ドラゴン(牡3、父マインドユアビスケッツ、栗東・松永幹夫厩舎)、日本馬で唯一の2勝馬となるドンインザムード(牡3、父アジアエクスプレス、栗東・今野貞一厩舎)の4頭が挑戦。日本馬の4連勝に挑みます。ゲート番(右から内枠)と馬番は以下の通りです。
ゲート番(馬番)馬名 騎手
1(2)ドンインザムード 坂井瑠星
2(9)クイーンアステカ C・ロペス
3(1)アドマイヤデイトナ C・ルメール
4(3)ドラゴン 武豊
5(4)フラッドゾーン F・ジェルー
6(6)ハートオブオナー S・オズボーン
7(8)シンフォーエバー 菅原明良
8(7)ラフィド J・ヴェラスケス
9(5)ギャラクティックスター T・オシュア
日本馬にとって手ごわいライバルがそろいました。
その筆頭は3月のG3ゴッサムSを制してドバイ入りした米国のフラッドゾーン(牡3、父フロステッド、B・コックス厩舎)です。生まれ故郷のフロリダで昨年12月にデビュー。ガルフストリームパーク競馬場のダート1200メートル戦は2着でしたが、2戦目となった1月4日のメイドン競走(ダート1300メートル)は直線でぐんぐん伸びて、2着に5馬身4分の1差の快勝。果敢に挑んだ前走(3月1日)のG3ゴッサムS(アケダクト、ダート1600メートル)は9頭立ての6番人気と人気はありませんでしたが、好位追走から直線で先頭に立って優勝。断然の1番人気だったサンドデヴィルに3馬身4分の1差をつけて一躍、ダービー候補になりました。管理するブラッド・コックス調教師はケンタッキーダービー馬のマンダルーンや年度代表馬ニックスゴーなどを育てた東地区のトップトレーナー、マンダルーンの手綱をにぎったフローレン・ジェルー騎手は昨年の全米騎手ランキングでベスト10入りした腕利きです。
ケンタッキーダービーを射程圏に入れるフラッドゾーンはゴッサムSの優勝で、すでに50ポイントを稼いでいますが、ここを勝って100ポイントを加算できれば、出走は確実になります。本気度はかなり高そうです。
欧州からは英国生まれでドバイ育ちのハートオブオナー(牡3、父オナーエーピー、J・オズボーン厩舎)が参戦します。早くから、ここを目標として2歳10月に英国のサウスウェル競馬場のオールウエザー競馬でデビュー。これを2着したあと、すぐにドバイに移動。12月のメイダン競馬場、ダート1600メートル戦で初勝利を挙げ、同条件の一般戦も連勝しました。続くUAE2000ギニー(G3、ダート1600メートル)、前走のアルバスタキヤ(ダート1900メートル)はともに2着でしたが、距離を延ばした前走は直線入り口5番手の位置から強靱(きょうじん)な末脚を披露してギャラクティックスターを頭差まで追い詰めました。コースと距離の経験は大きな追い風です。
アルバスタキヤ優勝で、メイダンで3戦2勝のギャラクティックスター(セン3、父インプロバブル、B.シーマー厩舎)も合わせて壁はなかなか厚そうです。レベルを上げている日本馬が、どんな競馬を見せるか。眠い目をこすりながら注目したいと思います。
(ターフライター奥野庸介)
※競走成績などは2025年4月3日現在
※次回の更新は4/18(金)です



