JRAは7日、2022年度の顕彰馬を「選定馬なし」と発表した。
今年から選定対象となっていたJRA史上最多の国内外芝G1・9勝馬アーモンドアイは、最多得票数に並ぶ票を得たが選定得票数には至らなかった。
選定されるには投票権のある記者202名の4分の3以上(152票以上)の得票数が必要(記者1人あたり最大4頭まで投票可)。アーモンドアイとキングカメハメハは144票で並び、ともに8票足りなかった。
選定基準は中央競馬の競走馬登録を受けていた馬で「競走成績が特に優秀であると認められる馬」「競走成績が優秀であって、種牡馬または繁殖牝馬としてその産駒の競走成績が特に優秀であると認められる馬」「その他、中央競馬の発展に特に貢献があったと認められる馬」となっている。
以下、投票数詳細。
アーモンドアイ 144票
キングカメハメハ 144票
ブエナビスタ 91票
モーリス 78票
ヴィクトワールピサ 30票
ステイゴールド 27票
クロフネ 24票
アグネスデジタル 21票
ダイワスカーレット 21票
ゴールドシップ 18票
シーザリオ 13票
リスグラシュー 7票
ハーツクライ 5票
エピファネイア 3票
ダイワメジャー 3票
アパパネ 2票
ジャスタウェイ 2票
シンボリクリスエス 2票
◆顕彰馬の選定基準 84年から制度化され、99年までは顕彰馬選考委員会の審議により選定されていた。翌年以降は報道関係者の投票制へ。記名投票(最大4頭)で投票者数(今年は202人)の4分の3以上(同152票以上)の票を得た馬が選定される。今年は01年4月1日~21年3月31日に中央競馬の競走馬登録を抹消された馬が対象。現役馬および競走馬登録抹消1年未満の馬は選考対象外。