13年ダービー馬キズナ(牡15)の馬像の除幕式が12日、鳥取県伯耆町の大山ヒルズで行われた。

生産したノースヒルズの前田幸治代表をはじめ、主戦の武豊騎手(56)や管理した佐々木晶三調教師(69)らが出席した。

キズナはG1・3勝馬ファレノプシスを半姉に持ち、12年にデビューした。13年にダービーを勝ち、ノースヒルズにとっては念願の初制覇となった。同年には凱旋門賞にも挑戦して4着に入った。15年に引退して種牡馬入りすると、昨年の皐月賞馬ジャスティンミラノやG1・3勝馬ソングライン、日仏重賞4勝のディープボンドなどの活躍馬を出している。

昨年には初のJRAリーディングサイヤーに輝き、功績をたたえて馬像が制作された。大山ヒルズのほか、北海道新冠町のノースヒルズでも来月に完成する予定。実物の3/4サイズで、彫刻家の吉田隆氏が手がけた。

前田代表は「ダービーを勝ったのは人生でも子供ができた時と双璧の喜びでした。種馬としてもここまで成功するとは夢にも思っていませんでした。来年はぜひ、キズナかコントレイルの子供でダービーを勝ってほしいです」とあいさつした。

佐々木師は「こういう名馬にめぐり会えて非常に光栄です。ダービーをなかなかとれなかったけど、ユタカ君のおかげでダービートレーナーにしてもらいました」と感謝を口にした。

武豊騎手は「そっくりですね」と感想を述べた上で「2013年にダービーを勝たせていただいたんですが、個人的にも大変きつい時期でした。10年に大きなけがをして、11、12年には結果を出せず、苦しんでいる時にダービーを勝たせていただいて、ジョッキー人生の中でもすごく大きな馬です。『よし、もう1度頑張ろう』という気持ちにさせてくれました。チャンピオンサイアーとなって、主戦騎手として誇りです。その産駒でダービーを勝ちたいという気持ちがあります」と意気込みを新たにしていた。