国内最大の競走馬セリ「セレクトセール2025」の2日目当歳セッションが15日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開かれた。22、23年のJRA賞年度代表馬イクイノックスの初年度産駒が登場。ミッドナイトビズーの25(牡)がこの日の最高額となる5億8000万円で落札されるなど、偉大な父の素質を引き継いだ当歳たちにバイヤーの熱い視線がそそがれた。(金額はすべて税抜き)

【解説】

群を抜いた実績が、購買意欲を高めた。国内外G1・6勝で世界の頂点を極めたイクイノックスの子を求め、1歳部門の初日は買い控えのムードさえ漂った。同馬を繋養する社台スタリオンステーションの徳武英介場長は「軽さがあって動きの質がよくて、父に似た産駒が多いです。馬によっては軽すぎるという印象でも、父の活躍の印象が強くて、期待感に変わっていると思います」と好発進の要因を分析する。

自身の父キタサンブラックの存在も大きい。産駒は1歳で落札11頭中10頭、当歳で同11頭中8頭が1億円超えとセール2日間の主役を張った。徳武場長は「キタサンブラックはサクラバクシンオー、イクイノックスはキングヘイローとスピードのエッセンスが大きい」と短距離G1馬の血を共通点に挙げる。当歳部門の高額落札馬1位がイクイノックスで、2位がキタサンブラックだった。これが象徴するように、日本競馬を席巻する親子の“種牡馬ツートップ時代”を予感させた。【桑原幹久】

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