リオ五輪は池江で、パラリンピックは「池」です!!

 リオデジャネイロ・パラリンピック競泳女子で7種目に出場する池愛里(17=峰村PSS東京)が19日、都内で行われた日本代表合宿に参加し、リオ五輪に初出場した池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)の活躍に刺激を受けた。

 メダルラッシュだった五輪競泳陣の中でも、池は特に、同じく7種目に出場した池江に注目していた。「名字も1文字違いで同世代なので、勝手に親近感を抱いていました。私も7種に出場するので、全種目で自己ベストが出るように最初から飛ばしていきます」と気合を入れた。

 9歳の頃、左膝に出来た腫瘍を摘出した影響で左足首の機能を失った。リハビリの一環として、12歳で競泳を始めた。14年のアジアパラ大会(韓国・仁川)では計4個のメダルを獲得するなど記録も伸びた。さらに、身長は池江より8センチも高い178センチだ。「実はまだ、伸びていて成長期なんです。体が大きいことは良いけど、競技では完全に使いこなせていない」と猛省する。リオ大会では100メートル背泳ぎを含めた計7種に出場するため「スタミナ」が課題となる。「後半にバテないようにしたいけど、頭で考え過ぎても良くないと思う。パラリンピックという4年に1度の大舞台だし、1本1本を全力で戦うだけです」と言葉に力を込めた。

 日本代表は21日からのカナダ・トロント合宿を経て、現地入りする。