世界トライアスロンシリーズ横浜大会(12、13日、横浜市山下公園周辺特設コース)の出場選手会見が10日、同市内で行われ、男子のパラエリートクラスPTS5(運動機能障害)に出場する佐藤圭一(38=エイベックス)が「地元でベストパフォーマンスを発揮して、できれば表彰台に立ちたい」とメダル獲得を目標に掲げた。

 夏冬の“二刀流”アスリートだ。距離スキー、バイアスロンの選手としてバンクーバー、ソチ、平昌とパラリンピック3大会連続出場。スキーの練習の一環として始めたトライアスロンでも16年のリオ・パラリンピックに出場した。当然、20年東京大会も視野に入れている。

 「平昌からトライアスロンの体にするのに、まだにウエートが絞り切れていません。でも、スイムを強化してきましたから」。まだ世界レベルの大会で表彰台の経験はないが、横浜で世界との差を一気に詰めて東京への手応えをつかみたい。