大勢の人たちに見送られてリオへ向けて出発する女子レスリングの吉田と登坂(左)(撮影・丹羽敏通) 拡大写真

 五輪史上初の4大会連続金メダルを目指すレスリング女子53キロ級代表の吉田沙保里(33)が10日、リオデジャネイロ五輪に向けて成田空港発の航空機で出発した。

 18日に行う試合に向けて日本で調整を行い、調子は上向き。出発前に取材に応じた吉田は「今回は力強い後輩たちがついているので安心感がある。今まで通りの自分で戦えば大丈夫かな。落とし穴がないようにしっかりと初心に戻って戦いたいと思う」と意気込んだ。大会4連覇に向けて験担ぎもした。「足に金のネイルを後輩に塗ってもらった。今まではしたことないですけど、金メダルを取りたいという意味もあって」と話した。

 吉田は同48キロ級登坂絵莉(22)、レスリング日本選手団の栄和人チームリーダー(56)とともにエコノミークラスからビジネスクラスに自腹でアップグレードして選手団とは別の便で出発。栄チームリーダーは「吉田選手は長時間でのエコノミーは耐えられないということで。それくらいしてまで遠い国に行くのに体調しっかり整えたいということ」と説明し、吉田が痛めている股関節と腰の状態については「完璧には治っていない」と明かした。