【大野義孝のオレに任せろ】

鈴木圭一郎がただ1人の3連勝とシリーズを引っ張る。4日目は後半4個レースで準決勝が行われる。11Rで「オレに任せろ」の大野義孝は大会初制覇を狙う木村武之(41=浜松)を本命に推す。巧腕を発揮して、一気にV軌道に乗るとみた。

◆11R 木村の巧みなさばきを期待する。SG優勝は3回(日本選手権2回、グランプリ1回)の実力者。調子を取り戻しているのも強気に推せる材料だ。

今年序盤は調子が良く、1月の当大会でも優出(8着)。5月浜松G1ゴールデン優勝戦2着以後はリズムを崩し、優出から遠ざかっていた。だが、決して下を向くことはなく、9月飯塚の特別G1プレミアムカップではS速攻を決めて、5連勝の完全優勝。飯塚初優勝で史上5人目のG1全場制覇の快挙を達成した。

「もう少し上が欲しいなと思って走ってきたが、(プレミアムカップで)車の動き自体が安定してきて、いい上積みができた」

そのいい流れが今大会にも続いている。初日から3着2本も、3日目10R(ぶち走路)で巻き返しに成功。レースは7枠から好Sを決めて3番手に浮上。1周3角で2番手に上がると、2周3角でトップに立つ速攻劇を披露した。

車も徐々にだが、仕上がりつつある。「Sも車も3日間で一番良かった。回転が上がり始めた。先頭に立って、もう少し開けやすくしたい。合わし切ればもっといいと思う」と調整に力が入る。

対抗は加賀谷の機力駆け。有吉のS速攻、永井のさばき、鈴木の一発も要注。(3)=(5)から(1)(8)(7)の6点で勝負。