大宮MF家長が自身J1で初となるシーズン2ケタ得点に王手をかけた。17日の川崎F戦(3-2)で2ゴールを決めて今季通算9得点。昨季はJ2で11ゴールを挙げたが、大宮でJ1年間2ケタ得点は過去に11年のラファエル、13年のノバコビッチと外国人FW2人のみ。家長が達成すれば、クラブの日本人選手では初めてとなる。

 今季は6月29日に左太もも裏の肉離れで一時離脱。出場は計29試合のうち21試合にとどまる。だが、復帰初戦となった8月6日の福岡戦で1-0の決勝ゴールを決めてチームの連敗をストップすると、以降は出場停止を1試合挟んで5戦4発。エースの活躍で現在6戦負けなしだ(4勝2分け)。年間勝ち点もクラブ最多46に伸び、開幕前に渋谷監督が目標にしていた「48」にもあと1勝と迫った。過去最高位は12位だが今季は7位。さらに上位を狙う勢いだ。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)