今夏のリオデジャネイロ五輪に出場する福岡のU-23(23歳以下)日本代表DF亀川諒史(23)に7月8日、第1子となる男の子が誕生した。
「新しい家族が増えたこと、そしてJ1残留、オリンピックのメダル獲得と素晴らしい1年になるよう頑張りたいと思います」と決意を新たにしている。
湘南から加入して2年目となる今季、福岡に完全移籍した。「昨年はチームやサポーターに助けられた1年だった。だからそういう人のため、福岡の名を背負ってオリンピックに出たいと決断した」とする強い思いからだ。サイドバックの補強のため期限付き移籍で新加入した元日本代表DF駒野友一(34)の存在も刺激に、飛躍が望まれる。
今回の五輪代表選考は、北京五輪代表のコーチを務めた井原正巳監督(48)によると「北京の時は(五輪監督の)反町さんがW杯につながる選手を選考されましたから、今回も代表につながるところを考えてのことだと思います」とのこと。成長次第では手が届く夢舞台だ。亀川は「高3の最初の進路希望でサッカーはもう続けないことになっていたし、いとこが料理人をしていて、そういう道を考えていた」と言う。一時、プロの道さえあきらめかけた青年がどんなサクセスストーリーを歩むのか、興味は尽きない。
井原監督は亀川について「フィジカルの強さ、スピード、前への推進力はJリーガーの中でもトップクラス。長い距離を駆け上がるスピードは1番の持ち味だと思います」と評価する。その一方で守備について「ポジショニングをフィジカルとスピードでカバーするようなところがある。先にポジションをとってからの守備だったり、絞ってからのカバリングだったり。そこは日々の練習で改善されてきていますが」と話す。亀川が「守備のポジショニングのことはよく言われます」と話す元日本代表主将の指揮官の指導下、さらなる高みを目指してもらいたい。【菊川光一】
◆菊川光一(きくかわ・こういち)1968年(昭43)4月14日、福岡市生まれ。福岡大大濠高-西南大卒。93年入社。写真部などを経て現在報道部で主にJリーグなど一般スポーツを担当。プロ野球等のカメラマンも兼務する“二刀流記者”。スポーツ歴は野球、陸上・中長距離。



