【ダラス(米国)25日(日本時間26日)】MF堂安律(28=Eフランクフルト)が、初アシストを記録した。8カ月ぶりに右シャドー(トップ下)で先発し、MF前田のゴールを導いた。22年カタール大会で2ゴールを挙げ、ドイツ、スペイン撃破に貢献。今大会は2試合で右ウィングバック(WB)で先発し、背番号10を背負って守備に奮闘していた。「エゴ」を排除し、新たな10番像を描く男が、ついに得点に絡んだ。
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道が開けた。堂安が先制点を引き寄せた。後半11分。FW上田の落としを受け、左足で斜めにスルーパスを差した。前田が流し込み1-0。シャドーからシャドーへ。理想的な形でリードした。「大然と試合前に話していた。彼が見えた瞬間に絶対背後に行くと思った。素晴らしいゴールがチームとして生まれた」と、狙い通りの一発を喜んだ。
昨年10月、パラグアイ戦以来のシャドー先発。右が基本ながら、左サイドにも流れた。縦横無尽に動き回り「楽しかった。非常にやりがいを感じながらプレーしていた」と振り返った。
背番号10。各国エースの勲章を担う。しかし優先するのは、自分の得点よりチームの勝利。WBと変わらず、この日も必死にボールを追った。板倉の交代後は主将マークを巻き「シャドーからでも良い守備をするのは自分の良さが出た。いい感覚」と自画自賛した。
3戦を戦い、1勝2分け。2位で決勝Tに進み「ここからW杯が始まる。一発勝負を楽しめる国になってきた。日本サッカーの進歩だと思う」と誇った。次戦は強敵と対戦。「最高。W杯でブラジルとやるなんて…どこか好きな国を選べるならブラジルを選んでいた。楽しみ」と待ちわびた。ブラジルの1次L初戦のモロッコ戦をDF長友、サポートプレーヤーのDF吉田らと観戦。「本当に強いチームは大会中にギアを上げてくる」と助言を受けたと明かした。
達成感はまだない。今大会はノーゴールで「もちろん狙ってます。取りたいです」とチャンスを静かに待っている。初得点で、ブラジル撃破。進む道は、もう見えている。【飯岡大暉】


