サッカー女子1次リーグC組の日本はタイを2-0で下し、白星スタートを切った。前半33分にFW岩渕が中盤で敵をかわして右足でネットを揺らすと、後半40分には途中出場のMF籾木が追加点を挙げて突き放した。岩渕は「あの(先制)シュートは入って良かったが、その前に決め切れたらチームとしてもっと楽になれた。勝てたことだけが良かった」と振り返った。

 余裕のある試合展開とはいかず、足の止まった後半にはタイの猛攻も浴び、危ない場面をつくられた。高倉監督は「間延びして相手の時間帯があった」と課題を口にした。今回のメンバーは国内組18人のみ。苦しい台所事情とはいえ、格下相手に十分な内容とはいえず、21日の第2戦ベトナム戦で修正を図る。