19年女子W杯(ワールドカップ)フランス大会予選を兼ねた女子アジア杯(4月、ヨルダン)に臨むなでしこジャパンに2年ぶりに復帰したFW川澄奈穂美(32=シアトル・レイン)が26日、帰国した。高倉監督就任後、初招集となった最年長の32歳は「なめられないようにビシッとやりたい」と笑わせつつ「代表への思いは2年間ずっとあった。やってやろうという気持ち」と意気込んだ。

 なでしこは世界ランク11位と11年ぶりにトップ10から漏れた。ただ、11、15年のW杯で優勝と準優勝を経験し、昨季も所属先で6得点9アシストの川澄は「1つのきっかけでチームがいい方向に変わるのは何度か経験している」。元代表の澤さんからも復帰を「すごく喜んでいる」と連絡が来た。役割は分かっている。

 「自分のストロングポイントは最後まで走りきること」。4月1日の親善試合ガーナ戦が行われる長崎へ早くも向かった。その手段は「走っていきます」。頼もしい存在が帰ってきた。