ワールドカップ・ロシア大会を視察していた日本協会の関塚隆技術委員長(57)が13日、帰国した。成田空港で取材に応じ、日本代表の次期監督選定について「お話しできる段階になったら、しっかりお話ししますから。契約、サインするまでは神経質というか微妙なところなので」と慎重な物言いに終始した。20日の技術委員会、26日の理事会をへて、新監督が誕生する可能性があり、東京オリンピック(五輪)代表の森保監督の兼任が有力視されている。

 関塚委員長はモスクワで田嶋会長と話し合いを行っての帰国。「(会長には)委員のあり方を尊重していただけている。段階を踏んでいかないと、委員会の意味も持たなくなりますから」。あくまで、技術委員会で候補者を推挙するという手続きを強調した。なお、森保監督は、指揮する東京五輪世代で出場する8月のアジア大会に向け、明日15日の東京V-山口戦(味スタ)から視察を再開する。