U-24日本代表DF町田浩樹(鹿島)が10日、豊田市内での練習後にオンラインで取材対応した。

12日に迎える国際親善試合ジャマイカ戦(豊田ス)が、本大会に向かうメンバー決定前の最後の試合となる。このタイミングで、同じCBでA代表組でもあるDF冨安健洋(ボローニャ)が右膝違和感のため大事をとってチームを離脱。仲間のアクシデントによるものではあるが、町田ら他の選手にとっては出場のチャンスがめぐる可能性が高まった。試合に向けて「時間がない。ここで大きく何かを変えることはなく、細部にこだわってやりたいし、なによりチームとしての結果を追い求めたい」と語った。

身長190センチ、左利きで足元の技術も高い希少なCBでもある。オーバーエージ枠のDF吉田麻也(サンプドリア)、冨安というA代表のCBコンビとともに活動することで学ぶものも多い。「試合を通してミスが少ない。ポジションの修正も一瞬一瞬で細かい。そこは国内と違ってレベルが高い。そこに達しないといけない」と受ける刺激を口にした。

将来的に目指す場所であるA代表の基準を体感しつつ、まずは目の前にあるオリンピック(五輪)の出場が目標。「空中戦の強さや左足でのフィード、ビルドアップで違いを作らないといけない。セットプレーの得点は数字に残るので狙いたい」と、チームに貢献する中で自身のストロングポイントを出すことを誓った。