日本サッカー協会(JFA)は20日、10月に国内で行われるなでしこジャパン(サッカー女子日本代表)の国際親善試合の対戦相手を発表した。

池田太監督(51)率いる日本は、10月6日にナイジェリア代表とノエビアスタジアム神戸で、同9日に長野Uスタジアムでニュージーランド代表と対戦する。

オンライン取材に応じた女子委員長の佐々木則夫氏(64)は「多くのなでしこジャパンのファン、女子サッカーを愛する皆さんに、国内で現状を観戦していただく大きな機会となると思う」と話した。

FIFAランキング39位のナイジェリアについては「近年アフリカの中でも常に国際大会に出場する、非常にフィジカルの高い選手をそろえたチーム」と説明。同代表にはバルセロナに所属し、20ゴールを決めてスペインリーグ得点王に輝いたFWアシサト・オショアラがいる。同22位のニュージーランドは平均身長約170センチを誇るチームで「欧米の戦いを想定しながら準備できると思っている」と話した。

今回のマッチメークも、来年行われる女子ワールドカップ(W杯)を見据えてのもの。今月は欧州遠征を行い、24日にセルビア、27日にフィンランドと対戦する。「(W杯予選)2位通ぐらいで来るようなチームと対戦して、レベルを感じた中で準備するのは大事」。W杯開幕が近づく来年2、4月には、世界トップランクのチームとの対戦を目指しているという。W杯で勝ち抜くことを目的にする先を見据えた計画の一部だ。

まずは7月に国内で行われる東アジアE-1選手権で現体制初の優勝を目指す。