新潟MF山本康裕(25)が、開始早々に先制点を決めた。試合が始まって1分40秒。DF川口尚紀(20)の右クロスがファーサイドにまで流れ、左から飛び込んだ山本が左足で押し込んだ。左サイドに入り、攻撃だけでなく守備でも動き回った。中盤まで下がってボールを受けに来る東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)に対しても、早いプレスをかけた。

 リーグ前節清水戦では、ダッシュ回数(時速24キロ以上)が35本と、リーグ5位を記録。この日も、逆転負けを許したものの、新潟の中盤で存在感を示した。山本は「ゴールは取れてもチームが勝たないと。すぐにリーグ戦があるので、気持ちを切り替えたい」と、次を見据えた。