名古屋は21日、ナビスコ杯横浜戦(22日、パロ瑞穂)に向けて愛知県・豊田市で練習を行った。

 西野朗監督(60)は、4月18日からゴールデンウイークを挟んで5月10日まで中2日から3日で開催される7連戦にも、選手を温存しない意向を示した。

 現在チームは3バックを基本としている。守備の時には攻撃にも参加する両サイドのFW永井謙佑(26)とFW矢野貴章(31)が、サイドバックの位置まで戻り5バックを形成し固く守る。このシステムがはまりリーグ2連勝と状態は上向いている。

 ただ2選手を中心に守備に、攻撃にと奔走するシステムはイレブンの疲労もたまりやすい。西野監督は「負担のかかるポジションはある」と認めながらも「3試合で積み上げてきたものがあるし、それを形にするか、掛ける0にするか。選手を温存するとかチームの体力をためて次にとかではなく、今やれることを強く出していく」。強固なシステムを構築するために、1試合1試合を全力で戦う。