J2北九州からJ2東京Vに加入して3年目となるMF安田晃大(25)が、次節26日・群馬戦でのベンチ入りをアピールした。

 安田は0-2で敗れた前節19日の磐田戦で今季初出場。後半24分にピッチに登場すると、それまでの流れから一変、東京Vの攻撃の形ができるようになった。

 22日に多摩市立陸上競技場で行われた練習でも持ち前のボールコントロール、パスセンスに加え、巧みなシュートを連発した。

 冨樫剛一監督(43)も「晃大は攻守の攻の部分で違ったことができる。守の部分でもトレーニングの中でしっかりやれてきている」と評価する。

 安田は昨年7月からシーズン終了までJ3鳥取へ期限付き移籍。移籍後の16試合全戦に出場(うち15試合で先発)し、1得点の成績を残した。鳥取では「サッカーをする喜びだったり、試合に出てもう1回プレーする楽しさを取り戻すことができた。自分がやらなければならない状況だったし、やりがいがあって、楽しかった」という。

 今季は東京Vへ復帰し、シーズンにかける意気込みは強い。「(東京Vへ)移籍してから試合にも出てないですし、出てもそこまでのプレーができていない。今年はやってやろうというか、やらなければならない状況。メンタル面でも上向きになっている。次はもっと(プレーの)時間がもらえるように練習から続けていきたい」と力強く語った。