G大阪がエース不在で、今季2冠目に挑む。南米王者リバープレート(アルゼンチン)と対決する今日11日のスルガ銀行チャンピオンシップに向け、10日は大阪・万博競技場で調整。長谷川健太監督(49)は「南米王者とやれる機会はめったにない。我々の力を試せる」と意気込んだ。一方で日本代表として前日9日の東アジア杯・中国戦にフル出場し、この日帰国したFW宇佐美貴史(23)ら4選手は想像以上に疲労があり出場回避が決定した。

 同監督はDF米倉、丹羽、GK東口らとともに「(メンバーに)入れられない」と苦渋の決断。2月のゼロックス杯に続く2冠目は、宇佐美抜きで戦うことを余儀なくされる。中国戦で出番のなかったMF倉田とDF藤春の2人は時間限定での出場になる方向。倉田は「向こうは南米最強。勝てば自信になる」と闘志をみせた。相手は元アルゼンチン代表FWサビオラを擁する難敵。アジア王者を狙うG大阪にとっては試金石になる。