広島の森保一監督が、故郷長崎で采配がズバリ的中し、2大会ぶりの4強進出を決めた。微妙な判定から先制を許し、審判団に猛抗議をするなど、一時は不穏な空気が流れた。

 しかし、途中出場させた21歳のFW浅野拓磨が後半40分にMF柏のクロスから頭で同点弾。すると、延長前半には同じく途中出場のMFミキッチのクロスを、再び浅野が頭で決めて逆転に成功した。

 森保監督は交代の理由を「攻撃のギアを上げたかった。故郷での試合で、家族や知人がたくさん来てくれた。広島らしい、いい戦いを見せることができた」とうれしそうに話した。

 2得点の浅野も「長崎が監督の故郷だと、昨日聞きました。監督の地元でぜひ勝ちたいと思っていた」と明かした。