横浜が11日、マリノスタウンから移転し新たな練習拠点となった日産フィールド小机で、J1で最も早く始動した。

 午前、午後の2部練習で計約3時間のメニューをこなした。

 37歳のクラブの顔、DF中沢佑二も元気にフルメニューをこなし変わらぬ存在感を示した。

 その中沢は、名古屋を退団した34歳のDF田中マルクス闘莉王に、熱く呼び掛けた。

 10年W杯南アフリカ大会など、日本代表で長くセンターバックのコンビを組んでいた相棒の今後は未定だが「あれだけの選手。もっともっとやってもらわないと。俺とナラさん(39歳の名古屋GK楢崎正剛)がやっているんだから、やめるわけにはいかないでしょ」。

 ピッチでの再会を確信しつつ、地球の裏側、闘莉王が帰郷し滞在しているブラジルに届けとばかりにエールを送った。