昨季Jリーグと天皇杯を制した鹿島が28日、昨季アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制した全北の韓国代表の実績があるGKクォン・スンテ(32)の獲得を発表した。

 身長184センチ、85キロと体格は大きくないが、守備範囲の広さや反応の鋭さは世界クラス。14年から3年連続でKリーグのベストイレブンに輝くなど、実績は十分だ。今季プロ20年目を迎えたGK曽ケ端準(37)との守護神争いに注目が集まる。昨季の第2GKだった櫛引がJ2岡山に移籍し、DFファン・ソッコも退団したため、石井正忠監督(49)も「GKとセンターバックを補強してほしい」と要望していた。国内3冠だけでなく、初のACL制覇に向けて、また1人心強い選手が加わった。