ベガルタ仙台DF蜂須賀孝治(27)が、先月までチームメートだったコンサドーレ札幌MF石川直樹(31)との初対決を振り返った。

 石川もかつての仲間との対決について語った。

 蜂須賀は右ウイングバックとして先発出場。同じく先発した石川は、仙台では今季は主に3バックの左を務めていたが、移籍した札幌では左MFでプレーしており、マッチアップが実現した。蜂須賀は「(石川は)かなり僕の縦の突破を警戒していた。ミラーゲームだったので、マンツーマン的についてくる。どこで外そうかと思った。クロスの精度が良かったら、もっと質のいい攻撃ができていた」と語った。敗れはしたが、「イシくん(石川)らしく、オーバーラップしたりしていた。マッチアップできて楽しかった」と話した。

 石川は試合後、渡辺晋監督(43)や、かつてのチームメートと談笑した。「紅白戦と違って、真剣勝負。お互いが全力を出し合って楽しかった。渡辺監督は尊敬している1人。監督との信頼関係は変わらない」と話した。「今回は(移籍後初出場した19日の)川崎フロンターレ戦よりも、守備の部分は良くなっていると思う。あと10試合、自分の良さを出したい」と9月9日の次節ジュビロ磐田戦を見据えた。