J1残留を決めた清水エスパルスの小林伸二監督(57)が退任することが4日、分かった。

 同監督は「昇格請負人」としてJ2に降格した16年に就任し、2位でJ1復帰に導いた。

 しかし今季は目標の9位以内に届かない14位だった。後任候補には元セレッソ大阪監督のポポビッチ氏(50)、元FCソウル監督の崔龍洙氏(44)らが挙がっている。

 ◆小林伸二(こばやし・しんじ)1960年(昭35)8月24日生まれ、長崎県出身。現役時代はFWで、島原商では77年全国総体優勝。大商大を経て、83年に日本リーグのマツダSC(現広島)入り。90年に現役引退。その後、広島ユース初代監督、スカウトを歴任し、98年に日本サッカー協会公認S級ライセンス取得。00年福岡サテライト監督、01年6月大分監督に就任し、02年にJ1初昇格。その後はC大阪、山形、徳島で指揮を執り、16年から清水の監督。J1、J2通算204勝。家族は夫人と1男1女。血液型O。