競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)は3日、スイスのチューリヒで年次総会を開き、ビデオ判定の使用を全会一致で承認した。15、16日の国際サッカー連盟(FIFA)理事会で、6月14日開幕のワールドカップ(W杯)ロシア大会での導入を正式に決める。

 ビデオ判定は「得点」「PK」「一発退場」「警告、退場の人定」の誤審を防ぐのが目的で、FIFAは昨年のコンフェデレーションズカップやクラブW杯で実施。ドイツやイタリアなど、欧州のリーグ戦でも使われている。

 記者会見したFIFAのインファンティノ会長は「審判が正しい判定を下すための助けになり、試合により公平性をもたらす」と語った。

 通常3人の選手交代枠について、延長で4人目を認める規則も承認した。