J2アルビレックス新潟は今日15日の第9節、栃木SCとアウェーの栃木県グリーンスタジアムで対戦する。昨季まで栃木に所属したDF広瀬健太(25)が開幕の讃岐戦で負った右足首のケガから復帰し、開幕戦以来8試合ぶりに先発出場を果たす。

 「楽しみにしていた」と言う古巣戦が復帰戦。広瀬の闘争心は全開だ。「僕はグラウンド状況や、相手の戦術も分かっている」。栃木にはJ3時代の16、17年に所属し昨季はJ2昇格に貢献した。新潟は現在2連敗。この2試合、3-6-1だったシステムを開幕時の4-4-2に戻す。それに合わせたかのように、広瀬が讃岐戦のポジションのセンターバックに戻る。

 約1カ月半離脱し「離れてチームを見て、自分にできることを当てはめた」と冷静に整理した。鈴木政一監督(63)も「人に強いし、攻守にいい判断ができる」と評価。広瀬は「栃木サポーターの前で活躍するのが恩返し」。それがチームの活性化につながる。【斎藤慎一郎】