スペイン1部アトレティコ・マドリードからサガン鳥栖に新加入した元スペイン代表FWフェルナンドトレス(34)が15日、都内で会見を開いた。

 鳥栖の竹原稔社長(57)は会見後、当初13日に会見を行いたい意向をトレスに伝えたが「13日の金曜日は嫌だ」と断られたため、14日にスペインを出発し、日本に来日して15日に会見を開くスケジュールを組んだと明かした。

 トレスは「ゆっくり出たい」と当初、日本時間の15日夕方以降の来日を希望したという。ただ、同日夜にワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝・フランス対クロアチア戦が行われることを踏まえ、竹原社長は「ワールドカップが終わる前に入って欲しい」と決勝戦の前に会見を開きたい旨をトレスに伝えたという。トレスもその意向を踏まえ、マドリードを早めに出てきたという。竹原社長は「その辺もお互い話せる関係になっているので」と親密ぶりをアピールした。

 トレスの地元のスペイン各紙は、年俸が日本円で7~8億円に及び、契約期間は1年半契約に1年延長のオプション付きなどと報じているが、竹原社長は「契約期間はその時、その時が勝負。いろいろな条項が突いているので」。契約の詳細について聞かれると「それは報道の話なので、事実がどうかは私がお話しするところではない」と明言を避けた。【村上幸将】