清水エスパルスは今日20日、ホームに2位サンフレッチェ広島を迎える。19日は静岡市内で最終調整。7月の加入後に11戦9得点のエースFWドウグラス(30)は、左太もも裏痛で欠場が確実。だが、他選手は好調だ。

今季11得点で日本代表に初招集されたFW北川航也(22)を筆頭に、4戦ぶりの先発復帰が濃厚となったFWクリスラン(26)は5得点。MF金子翔太(23)も9得点を記録するなど、チームとしては、リーグ2位の45得点を挙げている。ヤン・ヨンソン監督(58)も「攻撃はみんな調子がいい」。広島戦で得点すれば11試合連続になり、清水では97年以来21年ぶりだ。

ベンチで控えるFW鄭大世(34)も言った。「誰が出ても今の清水は強い。カウンターがうまくはまっている」。北川が日本代表に招集されたこともプラスに働き、チーム全体の士気が向上。昨季まで指揮を執った古巣広島との一戦に向け、指揮官は「積極的にやらせたい」と話した。

今日の一戦には招待した静岡市と藤枝市内の小学生1000人以上が観戦に訪れる予定で、北川は「勝つ姿を見せたい」。自慢の攻撃力で今季2度目の3連勝を狙う。【神谷亮磨】